バケモノの子を観ました!
どうも阿野順一です。
今日は映画バケモノの子を観た感想について書きたいと思います。
(最近TSUTAYAで借りて観ました。)
バケモノの子は時をかける少女やサマーウォーズで有名な細田守監督の4作目の長編オリジナル作品で、海外の映画祭のコンペティション部門にもノミネートされるなど評価も高くて、鑑賞するのを楽しみにしていました。
内容は人間の世界に住んでいる少年(蓮)と化物の世界に住むバケモノ(熊徹)の交流を描いた話で、可愛くてポップなキャラクターが登場しながらも人間の深層心理を的確に描写した細田作品特有の仕上がりでした。
熊徹役に役所広司、蓮役に宮崎あおい、その他にもリリー・フランキーや津川雅彦、広瀬すずなど、声優陣も豪華で非常に見応えがありました。
最近の邦画は登場人物の感情の変化を登場人物自らのセリフで説明してしまうことが多いのですが、キャラクターのしぐさやセリフの間で表現する細田監督の演出の上手さには感心させられました。
親子の絆や大切な人を失った喪失感などの難しいテーマを扱っているからといって大人しか楽しめないということはなく、魅力的なキャラクターが躍動感たっぷりに動きまわる冒険活劇として子供から大人まで楽しめる作品です。